パイプラインの保全確保 当社が管理する総延長1,500㎞のパイプラインは主に地中へ埋設されており、埋設部周辺でパイプラインの運用を阻害するような事象が発生していないかをパトロールで日常的に確認します。
パトロールは基本2名1組で行い、車で埋設地周辺を走りながら、当社に照会のない工事が行われてないか、地形の変化などはないかなどを目視で確認します。

現場での工事立ち合い パイプライン沿線では水道・通信・電力など様々な工事が行われています。
そういった工事でパイプライン等当社設備が損傷を受けないよう、工事立会を実施しています。現場に立ち会い確認することでパイプラインの損傷を防止し、安定したガス供給に寄与します。

万が一に備えた設備点検・検査 パイプラインには、万が一の災害等が発生した場合に被害の拡大を防ぐガスの遮断設備や、監視センターへデータを伝送する施設、お客様へガスを供給する施設などを備えています。
これらの施設が正常に作動するよう、日常的に巡回点検・検査を行います。定期的な機能検査も行い、設備の健全性を確認します。

パイプラインの耐久年数を伸ばす電気防食設備点検 当社が管理するパイプラインは腐食を防止するため、パイプライン表面にコーティング（塗覆装）を施すと同時に、電気防食装置を用いた防食を行っています。

安全を確保する24時間体制での集中監視 監視センターではパイプラインで搬送する天然ガスの流量や圧力などを24時間体制で集中監視しています。
日々の需要の予測と、それに基づく天然ガス製造施設との調整もここで行われます。また、パイプライン上で緊急事態が起きた場合に備え、遠隔操作によるガス遮断機能も備えてます。

パイプラインの占用許認可更新や借地契約の更改、工事の渉外 用地管理部では、パイプラインが道路などの官公有地や民有地に埋設されているため、官公庁への占用許認可の更新や民有地の借地契約の更改等を中心にパイプライン埋設地の維持・管理業務を行います。また、パイプライン工事の際は、ステークホルダーの皆様に、工事計画の説明や工事用地の一時使用に伴う渉外業務を行います。

新技術を積極的に導入し安全性や効率化を追求 車載型ガス漏れ検知システムを使用したラインパトロールや、ドローンを活用したパイプラインの点検など、先進的な技術を取り入れて業務の効率性や安全性の向上に取り組んでいます。
これからも(株)INPEXと協働のもと、新技術導入に積極的にチャレンジし、エネルギーの安定供給に貢献します。